COMPARISON
ランクル250 vs 新型パジェロ徹底比較【2026年世界初披露、何が違う?】
2026年9月2日に世界初披露された新型パジェロについて、現時点で判明している事実と未発表の項目を整理し、ランクル250・旧型パジェロ(2019年生産終了)との3列比較で違いを構造化する。国内正式発表・発売はいずれも予定であることを明記した速報記事。
三菱自動車は2026年9月2日、新型「パジェロ」をワールドプレミア(世界初披露)した。日本向けパジェロは2019年に生産終了しており、7年ぶりの復活になる。国内では2026年10月1日から予約注文が開始されると三菱自動車公式のパジェロ特設サイトで告知されており(出典: 三菱自動車「PAJERO」特設サイト)、正式発表は2026年10月29日、国内発売は2026年12月17日がいずれも予定として報じられている(出典: ベストカーWeb、carview!)。予約注文の開始は「発売」そのものではない点に注意してほしい。価格・グレード構成は2026年9月2日の発表時点では明らかにされていない。
本記事では「現時点で分かっていること」と「まだ分からないこと」を切り分けて整理する。車両重量・価格は未発表のため、どちらが優れているかの結論は出さない。正式発表後、価格・詳細スペックが判明次第、続報として更新する。
現時点で分かっていること
三菱自動車の公式プレスリリース(2026年9月2日付)と、世界初披露イベントに立ち会った各社の実車取材記事を突き合わせて確認できたスペックを、ランクル250(現行で新車発注できるVX・ガソリン)と並べて整理する。
| 項目 | ランクル250(VX・ガソリン) | 新型パジェロ(2026年世界初披露時点) |
|---|---|---|
| ベース車台 | GA-Fラダーフレーム | 新型「トライトン」(ピックアップトラック)のラダーフレームを改良 |
| 前サスペンション | ダブルウィッシュボーン | ダブルウィッシュボーン(トライトンと共通形式) |
| 後サスペンション | リジッドアクスル(コイル) | 5リンク式リジッドコイルスプリング(新規開発。トライトンのリーフリジッドとは異なる) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD | スーパーセレクト4WD-Ⅱ+S-AWC(電子制御4WD統合制御システム、パジェロとして初搭載) |
| エンジン | 2.7L直列4気筒ガソリン(2TR-FE) | 2.4L直列4気筒ディーゼルターボ |
| 最高出力 | 120kW(163PS)/5200rpm | 150kW(204PS)/3500rpm |
| 最大トルク | 246N・m/3900rpm | 480N・m/1750〜2500rpm |
| 変速機 | 6AT | 8AT |
| 乗車定員 | 7名 | 7名(3列) |
| 全長 | 4,925mm | 4,920mm |
| 全幅 | 1,980mm | 1,925mm |
| 全高 | 1,925mm | 1,910mm |
| ホイールベース | 2,850mm | 2,870mm(先代比+90mm) |
| 最低地上高 | 215mm | 230mm |
| タイヤサイズ | 265/65R18(ZXグレード) | 255/55R20 |
| 最小回転半径 | 6.0m | 5.8m |
| 車両重量 | 2,240kg | 未発表 |
出典: ランクル250はトヨタ自動車公式「ランドクルーザー”250”主要諸元表」・MOTA「ランドクルーザー250 2.7 VX 4WD AT」スペック詳細(いずれも2026年9月確認)。新型パジェロはベース車台・駆動方式・エンジン・最高出力・最大トルク・変速機・乗車定員が三菱自動車公式発表、ボディサイズ・サスペンション形式・タイヤサイズ・最小回転半径は世界初披露イベントの実車取材に基づく複数メディアの報道(Car Watch、WEB CARTOPほか)で数値が一致することを確認した二次情報
新型パジェロは自社発表の「新型トライトンのラダーフレームを改良」という説明どおり、前サスペンションの形式(ダブルウィッシュボーン)はトライトンと共通だが、後サスペンションはトライトン(商用ピックアップトラックのため後輪がリーフリジッド)とは異なり、乗用SUVとして新規開発された5リンク式リジッドコイルスプリングになっている。「トライトンをそのままSUV化したのではなく、乗用車として専用チューニングした」という三菱自動車の説明を、この一点だけでも裏付ける内容といえる。
こうして見ると、全長(新型パジェロ4,920mm・ランクル250 4,925mmで5mm差)はほぼ同じ水準にあり、全幅・全高は新型パジェロがランクル250よりやや小さい。「パジェロの方が一回り小さい」というよりは、拮抗したサイズ感の中で全幅・全高だけランクル250がやや上回る、という位置づけになりそうだ。エンジン出力は新型パジェロ(150kW・480N・m)がランクル250のガソリンVX(120kW・246N・m)を上回るが、これは排気量・ディーゼルターボという方式の違いも大きく、単純な優劣の指標にはならない。
展開スケジュールは、2026年度はタイ→日本→オーストラリアの順に投入し、翌年度以降ASEAN・中南米・中東など世界約100カ国に順次展開する。国内では、三菱自動車公式のパジェロ特設サイトで2026年10月1日から予約注文を開始する旨が告知されている(出典: 三菱自動車「PAJERO」特設サイト)。予約注文の開始であり、正式発表・発売そのものではない点に注意してほしい。
現時点で分かっていないこと
以下は2026年9月5日執筆時点で三菱自動車から公表されておらず、本記事では数値として書かない。
- 車両重量
- 国内価格・グレード構成
- WLTCモード燃費・燃料タンク容量
- 国内向けの詳細仕様(安全装備・内装バリエーション等)
一部自動車メディアでは価格を「600万円台〜800万円程度」と予想する記事が出ているが、これはあくまで報道各社の推測であり、三菱自動車の公式発表ではない。本記事では数値として採用せず、正式発表(予定: 2026年10月29日)を待って追記する。
発表・発売までのタイムライン
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2026年9月2日 | 世界初披露(ワールドプレミア) |
| 2026年10月1日(予定) | 国内予約注文開始 |
| 2026年10月29日(予定) | 国内正式発表 |
| 2026年12月17日(予定) | 国内発売 |
| 2027年度以降(予定) | ASEAN・中南米・中東など世界約100カ国へ順次展開 |
国内正式発表・発売はいずれも「予定」であり、確定した日付ではない。延期の可能性がある点は留意してほしい。
ランクル250・新型パジェロ・旧型パジェロの3列比較
ランクル250の寸法はランクル250サイズ完全比較表で詳しく扱っている。旧型パジェロ(2019年生産終了・最終型ロング)のデータもあわせて、新型パジェロと3列で並べる。
| 項目 | ランクル250(VX・ガソリン) | 新型パジェロ(2026年世界初披露時点) | 旧型パジェロ(最終型ロング、2019年式LDA-V98W) |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,925mm | 4,920mm | 4,900mm |
| 全幅 | 1,980mm | 1,925mm | 1,875mm |
| 全高 | 1,925mm | 1,910mm | 1,900mm |
| 車両重量 | 2,240kg | 未発表 | 2,290〜2,340kg |
| 乗車定員 | 7名 | 7名(3列) | 5〜7名(グレードによる) |
| 駆動方式 | フルタイム4WD | スーパーセレクト4WD-Ⅱ+S-AWC | スーパーセレクト4WD-Ⅱ |
出典: ランクル250はトヨタ自動車公式「ランドクルーザー”250”主要諸元表」、旧型パジェロはグーネット中古車カタログ「PAJERO」、新型パジェロは三菱自動車公式発表および世界初披露イベントの実車取材報道(本文内リンク参照)(いずれも2026年9月確認)
全長・全幅・全高のいずれを見ても、新型パジェロ(4,920mm・1,925mm・1,910mm)はランクル250(4,925mm・1,980mm・1,925mm)とかなり近いサイズに収まっている。全長はわずか5mm差、全高も15mm差にとどまり、「パジェロの方が一回り小さい」というよりは、拮抗したサイズ感といっていい。ただし車両重量は新型パジェロが未発表のため、車格全体としての比較は正式発表を待つ必要がある。
旧型パジェロと比べて何が変わったのか
7年ぶりに復活する新型パジェロを、2019年に生産終了した旧型(最終型ロング)と比較すると、判明している範囲でも変化がうかがえる。
まず駆動方式は、旧型のスーパーセレクト4WD-Ⅱに加えて、新型ではS-AWCが初めて組み合わされる。電子制御による姿勢安定化がパジェロとして初めて統合される形だ。ボディサイズは全長が旧型4,900mm→新型4,920mmで20mm、全幅が旧型1,875mm→新型1,925mmで50mm拡大しており、全高も旧型1,900mm→新型1,910mmでわずかに高くなっている。ホイールベースは「先代比+90mm」と公式に案内されており、室内空間の拡大が意図されていることが分かる。
一方でベース車台は、旧型がパジェロ専用モノコックボディだったのに対し、新型はピックアップトラック「トライトン」のラダーフレームを改良したものになる。SUVとしての基本構造が変わる点は、旧型オーナーにとって大きな違いとして受け止められそうだ。もっとも、前述のとおり後サスペンションはトライトンのリーフリジッドではなく乗用SUV向けに新規開発された5リンク式リジッドコイルスプリングが採用されており、トライトンの流用ではなく専用チューニングを施している点は三菱自動車の説明どおり具体的な差分としても確認できる。
よくある質問(FAQ)
Q. 新型パジェロはいつ発売される?
国内では2026年10月1日から予約注文が開始されると三菱自動車公式のパジェロ特設サイトで告知されている。正式発表は2026年10月29日、国内発売は2026年12月17日がいずれも予定として報じられている(出典: 三菱自動車「PAJERO」特設サイト、ベストカーWeb、carview!)。世界初披露は2026年9月2日で、予約注文の開始・正式な発表・発売はまだ先の予定段階であり、確定日ではない点に注意してほしい。
Q. 新型パジェロとランクル250、どちらが大きい?
全長・全幅・全高で見ると、新型パジェロ(4,920mm・1,925mm・1,910mm)とランクル250(4,925mm・1,980mm・1,925mm)はかなり近いサイズで、全長差はわずか5mmしかない。全幅・全高はランクル250がやや大きい。ただし新型パジェロの車両重量は未発表のため、車格全体としてどちらが大きいかは正式発表まで判断できない。
Q. 新型パジェロはランクル250と同じプラットフォーム?
異なる。新型パジェロは三菱自動車のピックアップトラック「新型トライトン」のラダーフレームを改良したベースに、パジェロ専用のキャビン・前後サスペンションを組み合わせている。ランクル250はトヨタのGA-Fラダーフレームプラットフォームを使用しており、プラットフォームの由来は別系統になる。エンジンもランクル250(VX・ガソリン)が2.7L自然吸気ガソリン(163PS)、新型パジェロが2.4Lディーゼルターボ(最大トルク480N・m)と方式が異なり、駆動方式もランクル250のフルタイム4WDに対し、新型パジェロはスーパーセレクト4WD-ⅡにS-AWCを組み合わせたものになる。
Q. 旧型(2019年生産終了)パジェロと比べて新型はどう変わった?
判明している範囲では、駆動方式にS-AWCが新たに組み合わされたこと、全長が20mm・全幅が50mm・全高が10mm拡大したこと(いずれも報道ベースの新型数値と旧型カタログ値の比較)、ホイールベースが先代比+90mm延長されたことが挙げられる。一方でベース車台はモノコックボディからラダーフレーム(トライトン改良)に変わっており、基本構造そのものが変化している。それでも後サスペンションはトライトンのリーフリジッドではなく新規開発の5リンク式リジッドコイルスプリングが採用されており、乗用SUVとしての専用チューニングが加えられている。
関連記事
参考情報
- 三菱自動車公式ニュースリリース「新型「パジェロ」世界初公開」(2026年9月2日付)
- 三菱自動車公式「PAJERO」特設サイト(2026年9月確認、予約注文開始日の告知)
- ベストカーWeb「新型パジェロ、国内発表・発売時期」(2026年9月確認)
- carview!「新型パジェロ関連記事」(2026年9月確認)
- motor-fan.jp「新型パジェロのプラットフォーム・駆動方式・エンジン解説」(2026年9月確認)
- Car Watch「三菱自動車、新型「パジェロ」世界初公開」(2026年9月確認、ボディサイズ・サスペンション形式の実車取材情報)
- WEB CARTOP「世界初公開された新型三菱パジェロは2.4Lディーゼル+8速AT!実車に触れて確認した詳細情報のすべて」(2026年9月確認、ボディサイズ・タイヤサイズ・最小回転半径・サスペンション形式の実車取材情報)
- kenyaku.work「新型パジェロ世界初披露まとめ」(2026年9月確認、ボディサイズの報道まとめ)
- トヨタ自動車公式「ランドクルーザー”250”主要諸元表」(2026年4月改良後版PDF)(2026年9月確認)
- MOTA「ランドクルーザー250 2.7 VX 4WD AT」スペック詳細(2026年9月確認、エンジン出力・トルク・変速機のデータ)
- グーネット中古車カタログ「PAJERO」(2026年9月確認、旧型パジェロの寸法データ)
※本記事は2026年9月5日時点の情報に基づく速報記事である。国内正式発表(2026年10月29日予定)以降、価格・詳細スペックが判明次第、続報として更新する予定だ。